のんびり親父楽しく過ごす日々

43歳のオヤジの残りの人生楽しむ日記です。平凡な日常あり、娘、息子の子育てあり、趣味に関する事ありと何でもありな日記です。、

カウンドダウン4

5月16日

この日から出張先での勤務開始

準備、書類確認、打ち合わせと時間が過ぎるのが早い。

昨日の飲み会で前向きになったのもあるのだろう。倒産の事は、気にならなくなった。

 

出張に来てる3名も特に会社の話もせずに仕事を進める。

 

今日の仕事も無事に終わり、ホテルに戻ろうとした時、上司からの着信。

 

「今話せる状況?」と上司が言う

 

「今は、無理です。ホテルに帰ったら連絡します。」

 

特に話したくもないから、そそくさと電話を切り帰る支度をして、ホテルに帰る。

 

 

ホテルに着き上司へ連絡

 

「ホテルに帰ってきました。」

 

「ちょっとまって、社長にかわる」

 

「?」

 

「話は聞いた?今の状況は、親会社は来年3月に廃業します。

うちの会社は、9月までに引き取り企業が無ければ解散します。」

 

との事、倒産っていう言葉は使わないんだって思った。

倒産と廃業の違いなんてどうでもいい。

 

社長は話を続ける

 

「今度出張に行って詳しい話をしまが、解散までいてくれたら退職金割り増しで払います。

次の就職先も出来るだけ世話をします。

ただ、途中退社する時は、会社は何もしません。」

 

「わかりました」

 

社長が

「他の2人は、そばにいますか?」

 

「2人は自分の部屋にいると思うので、そばにはいません。」

 

「なら、2人に連絡してみます」

 

と言って電話を切った。

 

 

 

なんとも言えない気分

 

どうにかして、引き取り企業を探そうって気持ちが伝わってこなかった。

会社の上層部は、親会社からの出向者なので、いい待遇で就職先があるのだろうって、変な事を考えてしまう。

 

たぶん、自分達にはわからない事を上層部は今やっているのだろうけど。

 

そんな自分が嫌になって、もう会社に期待は持たない様にしようと考え、1人晩御飯を食べに行く。

 

つづく